3D印刷
投稿日時:2018-04-17 09:39:05
今最も注目されている印刷技術と間違いなく言えば“3D印刷”でしょう。3D印刷とはそれまで2D印刷のように紙やプラスチックなどに印刷するのとは違い、インクの代わりに使われる樹脂を何層も重ねて印刷することで立体的な印刷を可能とする印刷方法のことです。
3D印刷という技術自体は1980年代に確率していたんです。でもとても費用がかかるので一般向きではない印刷技術でした。しかし、技術がさらに進化することによって低価格でもできるようになり、2010年頃には一般向けの3Dプリンターも販売され始めました。
パソコンの性能が向上したことによって3Dの設計データも簡単に作れるので、あまりにも複雑な構造じゃない限り3D印刷が可能です。ただし、3D印刷してはいけないものもあります。それは“実弾発射が可能な拳銃”です。拳銃はそれ自体を印刷することが犯罪になります。どんなに興味があっても拳銃を印刷してはいけません。
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銀ナノ粒子インク
投稿日時:2017-08-04 05:57:28
最近では3D印刷という概念の登場により、印刷物は立体への分野を開拓しつつありますが、基本的には印刷は平面の媒体にするものです。だけど平面に印刷したものが動き出す、そんなファンタジーのような技術が確立されつつあることをご存氏でしょうか?
銀ナノ粒子インクは水を主体とした媒体に銀ナノ粒子を分散させたもので、微細孔をもつ専用媒体にインクジェット方式で印刷することができます。この銀ナノ粒子インクのすごいところは、印刷するだけで特殊な処理を必要とせずに導電性を持たせることができる点です。わかりやすく言えば、銀ナノ粒子インクで印刷された図案がそのまま「回路」になるということです。
これを柔らかい素材で作られた薄い素材のモーターと組み合わせると「動くイラスト」が完成します。この技術で柔らかい素材で作られた回路印刷で動く「ソフトロボット」を作ることが可能です。硬い素材で作られたロボットとは違い柔らかい素材で動くソフトロボットは、いずれ介護ロボットや義肢などの分野にまで活用できることが期待されています。印刷技術でロボットが動くなんて、ロマンがありますよね。
いつかこの印刷技術を駆使すれば、絵本を開いたとたんに絵が実際に動き出す……なんて夢みたいな本ができるかもしれませんね。
RGB発光インキ
投稿日時:2014-04-09 12:47:11
近年は印刷に応用できる数々の最新技術が登場し、印刷業界に再び注目が集まってきています。中には、印刷業界の常識を覆すような技術もあり、印刷業界は大きな転換点を迎えようとしています。
そのような技術の一つに、RGB発光インキというものがあります。
RGB発光インキとは紫外線を当てた場合だけ、RED・GREEN・BLUEの三色に光る特殊なインキのことで、通常の光では発光しません。このインキを使って何ができるかというと、印刷物に流動的なプリントを施すことができるようになるのです。
つまり、RGB発光インキを使った印刷物は、2つの絵に変化するキャンパスのようなものです。朝の日が当たる時間帯はAというイラストを映し出し、夜にブラックライトで当てられるとBという全く違う絵を映し出します。しかも、演出の仕方によってはAからBへの変化を、映像作品のように見せることも可能です。
これは従来の「印刷は固定されたもの」という概念を大きく覆す技術です。世界は印刷物に溢れていますから、もしRGB発光インキが一般に普及したら、私たちの生活は一変することになりそうです。
曲面印刷
投稿日時:2014-03-17 23:30
印刷と言うと、平面的な紙の上にプリンターなどで文字や写真をプリントしたものを思い浮かべるでしょう。しかし、日々技術は進化していっているのです。
今注目されている印刷と相性が良さそうな技術の中に、曲面印刷と言うものがあります。従来のように平面にしかプリントできないのではなく、印刷面が曲面であったとしても、平面と変わらないようにプリントすることが可能となったのです。
今まで曲面にプリントしようと思ったならば、フィルムなどにプリントしてそれを転写していました。ところが技術が発達してきて、曲面印刷が可能となったのです。すばらしいところは、フィルムを使用しなくてもピンボケすることなく、くっきりとしたものがプリントされる点ではないでしょうか。
この技術を使用すると、携帯電話やバナナなど果物の皮にも直接印刷することが可能なのです。
今後はどんなものに印刷することが可能になるのか、その技術の発展が楽しみになりますよね。
ホログラム
投稿日時:2014-03-10 04:30
従来は、あまり注目度の高くなかった印刷業界ですが、さまざまな技術が発達し、特殊な作業を行うことが可能になってきた現在では、次第に注目されるようになってきています。以前は、素人でも簡単に行うことのできる単純作業だという認識の人が多かったものですが、そうではないことが、一般の人々にも伝わるようになったのです。
単純に印刷を行うというだけであれば、確かに素人であっても行うことが可能です。しかし、本格的な作業をこなすためには、熟練したスキルと豊富な知識が必要不可欠なのです。印刷業界で、専門的にスキルを磨いていかなければ、満足できる作業を行うことは不可能です。
近年、ホログラムという技術が注目を集めています。ホログラムと印刷とは、相性が良いということが分かってきたのです。ホログラムというのは、レーザーを使用して記録する立体画像のことを指します。レーザーを使用することで、物体に反射した光の波形を活用しています。
AR技術
投稿日時:2014-03-03 19:29
AR技術とは、仮想現実技術とも呼ばれ、実際にはその場所に存在しないものが存在しているかのように見せる技術のことを言います。今までは人工知能や、ゲームの世界等に応用されてきましたが、スマートフォンの普及により、身近なものになってきました。
スマートフォンのカメラで雑誌のページやポスターの写真を写すと、その画面から人や物が飛び出してきたり、画面が変わったりするアプリを起動したことがある人は多いと思います。このアプリにはAR技術が応用されています。このように、印刷物とAR技術は、スマートフォンを介して結びついているのです。
また、同じ印刷物でもスマートフォンのアプリによって動作が変わったり、また同じアプリでも印刷物によって動作が変わったりと、印刷とAR技術の組み合わせは無限にあります。そしてこれは、今後もさらに大きく変化して行くでしょう。このように、印刷という一見古典的な技術と、AR技術という最新鋭の技術は、実は非常に相性のよい組み合わせなのかもしれません。